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19世紀イギリスについて、創作活動するために調べたこと。

イギリス新聞史(3)18世紀

イギリス新聞史(2)14〜17世紀

1711年 ロンドンの週刊誌発行部数が4万4千部に達する。
*「うそ、大げさ、紛らわしい」ものも多数。

1712年 政府が*印紙紙税*を開始。
*「うそ、大げさ、紛らわしい」に対応するためという言い分?
*2つ折片面刷り紙は半ペニー、両面刷紙は1ペニーの印紙を、紙面の下方に貼らせた。
新聞業界は打撃を受けるが、商業の発達により市民の購読熱は加速。印紙税自体は1855年まで継続したが、徐々に引き下げられた。

1714年 ジョージ一世(ハノーバー家)が即位。

1727年 ジョージ二世が即位。

1733年 エドワード・ケイブEdwordCaveが「ジェントルマンズマガジン」を刊行開始。
*年2回の刊行。今日的な意味での、世界初の雑誌。

1753年 手押し印刷機が普及。

1753年 全体の発行部数750万部達成

1760年 ジョージ三世即位。
*ジョージ三世、23歳。
*ジャーナリズムの躍進。議会報度が禁じられていたが、ウッドフォール家が議会報道の禁と戦う。

1760年 全体の発行部数950万部達成

1767年 全体の発行部数1100万部達成

1772年 議会報道の禁が撤廃

1772年 モーニング・ポスト紙Moning Postがヘンリー・ビュートによって創刊される。
*モーニング・ポスト紙は有名詩人を囲い雇って人気を博した。
ワーズワース
サウゼイ(サウジー)
コールリッジ
チャールズ・ラム…ジョーク作家で毎朝ジョーク話を書き、1編6ペンス程度で売っていた。(高くはないらしい)
*モーニング・ポスト紙は1781年、オダニエルが経営者になったことで社会的ニュースを取り上げるよう方針変更。読者を楽しませる姿勢。のちにデイリー・テレグラフと合併。
コメント:サウジーの肖像のファッションのリボン(スカーフ?)が素敵だ。

1776年 新聞、ロンドンだけでも53紙の日刊・週刊誌が発行される

1786年 モーニング・クロニクル紙がウィリアム・ウッドフォールによって創刊。
*ジェームズ・ペリーが記者として雇用される。ペリーは壮年から記者として才能を発揮。
*モーニング・クロニクル紙の編集主宰にスコットランド人のジョン・ブラックJohn Blackが選ばれる(1817年)。ブラックは寄稿家を集めてクロニクル紙を盛り上げた。
ジョン・スチュアート・ミル
チャールズ・ディケンズ
*ウッドフォールは1793年に所有していたパブリックアドバタイザ紙を他社に譲る。1805年に死去。


次回(19世紀)へ続く。
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